札幌11Rの第20回キーンランドカップ(3歳以上GIII・芝1200m)は2番人気
パンジャタワー(松山弘平騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分08秒2(良)。3/4馬身差の2着に4番人気
ペアポルックス、さらに半馬身差の3着に3番人気
カルプスペルシュが入った。
パンジャタワーは栗東・橋口慎介厩舎の3歳牡馬で、父
タワーオブロンドン、母クラークスデール(母の父
ヴィクトワールピサ)。通算成績は6戦4勝。
レース後のコメント
1着
パンジャタワー(松山弘平騎手)
「GI馬として恥ずかしい競馬はできないですし、負けられないなと思っていたのでホッとしています。スタートは良い馬なので、あまりスタートは気にせず、この馬のリズムを大事にしました。あとは外差しが得意な馬なので、最後は外から差せれば良いなとは思っていました。前を行かせてその後ろの外目という、本当に理想の形の競馬ができたなと思います。
1600mでも1200mでもこうして重賞を勝てるように、どんな競馬でもできる馬だと思うので、まだ3歳ですし、これからも非常に楽しみだと思います。次のオー
ストリアに向けて良い前哨戦になったのではないかと思います。(JRA10場重賞制覇を)何とか札幌で達成できて嬉しく思っています。また
パンジャタワーと一緒に頑張りたいと思います」
2着
ペアポルックス(松若風馬騎手)
「枠も内で、理想的な展開になりました。いい内容の競馬だったと思います。結果は残念でした。勝てたら一番良かったです」
3着
カルプスペルシュ(横山武史騎手)
「よく頑張ってくれました。その一言です。前走は状態がギリギリだったのですが、それに比べると良くなっていました。外枠でしたが、スタートを決めてくれましたし、最後も踏ん張ってくれました。もう少し内枠が欲しかったです。今後がますます楽しみです」
4着
ナムラクララ(浜中俊騎手)
「3歳馬ですが、差の無い競馬をしてくれました。勝った馬はGI馬で、2着とは差がありませんでしたし、今後につながる競馬ができたのではないかと思います」
5着
ウインカーネリアン(三浦皇成騎手)
「週を追うごとに良くなっていましたが、息遣いには余裕があるのがわかっていました。それでもよく耐えてくれたと思います。無事であればこれからひとつふたつ上がってくると思いますし、次が楽しみです」
7着
エーティーマクフィ(戸崎圭太騎手)
「スタートを出て、ポジションを取ることができましたが、長くいい脚を使う馬ですので、外目を走りたかったです。それでもジリジリとは来ていますし、展開がはまればだと思います」
8着
プルパレイ(K.ティータン騎手)
「馬は最後まで諦めずに伸びてくれました。もう少し直線の長い競馬場が向いてそうです」
10着
フィオライア(坂井瑠星騎手)
「楽にポジションを取ることができましたし、力はしっかり出してくれたと思います」
11着
レイピア(北村友一騎手)
「前走もそうでしたが、ここ3走がスローペースでの競馬でした。今回はペースが流れて、折り合いは楽だったのですが、馬が戸惑っていたのか、促さないとついていけない感じでした。いい馬だと思いますし、古馬の一線級とやり合う中で経験を積めばいい馬になると思います。きょうは戸惑いもあってか、エンジンがかかりませんでした」