「新潟記念・G3」(31日、新潟)
今年からハンデ戦→別定戦に変更して実施されることになり、例年以上に好メンバーがそろった。なかでも注目されているのが3歳馬の
エネルジコだ。デビューから無傷3連勝中で、前走の青葉賞はメンバー最速となる上がり3F33秒4の豪脚で重賞初制覇を達成。ダービーは体調が整わず出走を見送ったが、しっかりと立て直しての復帰戦となる。「調整過程は順調です」と高柳瑞師。古馬相手に無敗を継続できれば、秋が楽しみになる。
立ちはだかるのは一昨年のエリザベス女王杯覇者
ブレイディヴェーグ。今回は久々の2000メートル戦となるが、宮田師は「最近はマイルのレースが多く、二千への距離延長による折り合い面が課題になるかと思います」と好走への鍵を挙げた。メンバー唯一のG1馬が貫禄の走りを披露し、5戦ぶりの白星奪取を狙う。
春は金鯱賞V→ヴィクトリアM2着と完全復活をアピールした
クイーンズウォーク。重賞3勝は全て左回りで挙げており、キャリア初となる新潟コースに不安はない。
充実期を迎えているのが
コスモフリーゲン。前走の七夕賞では持ち前の
スピードを発揮して初のタイトル奪取に成功。ここの結果でサマー2000シリーズVが決まるだけに力が入る一戦だ。
中山牝馬S制覇→ヴィクトリアM3着と一気に頭角を現した
シランケドや、小倉記念の2、3着馬
シェイクユアハート&
ディープモンスターなど伏兵陣も多彩だ。