「ローズS・G2」(14日、阪神)
1年目の田山旺佑騎手(19)=栗東・新谷=が初の重賞舞台に立つ。デビュー年での重賞初騎乗初勝利(84年の
グレード制導入後)となれば、史上5人目の快挙。パートナーの
アイサンサンと偉業達成を狙っている。
前走の1勝クラスが初コンビ。強気の先行策で押し切りVへと導き、今回のチャンスをつかんだ。1週前にケイコでまたがって感触を確かめ、「フットワークがすごくいいです」と改めてポテンシャルの高さを確認。前回の斤量50キロから今回は55キロに増えるが「乗り方ひとつでチャンスはあると思う」と自信を見せる。
田山の父の知人でもある岡オーナーには、デビュー当初から目をかけてもらっており、馬主別での最多騎乗数&最多勝(3勝)をマーク。管理する佐々木師からも、所属する新谷厩舎に次ぐ31の乗鞍をもらっている。「本当にありがたい。オーナー、佐々木先生には感謝の気持ち。特に先生は来年で定年解散なので結果で残せるものがあれば、貢献したいです」。人気薄を含め、現在6週連続で馬券に絡む急成長中のホープが、熱い思いを胸に大仕事をやってのける。