「オールカマー・G2」(21日、中山)
反撃の秋だ。宝塚記念で11着。
レガレイラにとっては初めての2桁着順だった。太田助手は「馬の状態は悪くなかったんですけどね。重馬場は走るけど、荒れた馬場がこたえて不完全燃焼でした」と振り返る。
10日の1週前追い切りは美浦Wでの3頭併せ。直線は最内からしっかり追われ、6F79秒4-11秒4とさすがの動きを披露した。「先週の水曜(3日の2週前追い)では強気に動かしていける
バランスではなかったけど、週末、今週としっかり動かしてきました。体つき、
バランスと良くなってきて直前もしっかり乗っていけます」と上昇ぶりを実感している。
“天才少女”としてこれまで何度も常識を打ち破ってきた。
ホープフルSでは43年ぶりに牝馬による牡牝混合2歳G1制覇を達成。有馬記念では3歳牝馬Vが64年ぶりという快挙だった。この2戦の舞台はいずれも中山。当地で敗れたのは皐月賞(6着)のみだ。
G2への出走は昨年のローズS以来2度目。キャリア9戦のうちG1出走が6回と、常に最高レベルでの戦いに身を投じてきた。「中山では結果も出ていますしね。入厩当初は変わらず
バランスの悪さがありましたが、どこまで上げられるか。秋に向けて弾みを付ける競馬をしたいですね」と太田助手。得意の舞台で再び輝きを取り戻す。