中山11R・オールカマーを制したレガレイラ(撮影・村上 大輔)
中山競馬場でG2「第71回オールカマー」が行われ、1番人気に支持された
レガレイラ(牝4=木村、父
スワーヴリチャード)が差し切った。2着は2歳上の兄
ドゥラドーレス。きょうだいでのワンツーとなった。3着は
ヨーホーレイクだった。
レガレイラには天皇賞・秋の優先出走権が与えられた。スタートはひと息だったが、向正面で他馬が動いた時にじっくりと構えた戸崎圭太騎手の
ファインプレー。脚をため、直線で決め手爆発。残り150メートルで先頭に立ってゴールへと飛び込んだ。
昨年の有馬記念以来の勝利。2番人気に推された宝塚記念で11着に大敗したが、ホープフルSも制した得意の中山で見事な復活を遂げた。
▽戸崎圭太騎手
ホッとしているのと、
レガレイラとまた一緒に勝てたことをうれしく思う。前走よりいい感じで返し馬ができた。うまくスタートは切れなかったが、あまりポジションを取りに行かずに、この馬のリズムで行ってみましょうという話を陣営ともしていた。(道中で動く馬もいたが)まだ早いかなという感じで、1度行かせて、マークしていく形で行けました。手応え良く、追ってからも反応して伸びてくれた。この馬の強さを改めて感じた。乗りやすいし、最後の脚はいいものを持っている。また大きなところでも、いい走りを見せてくれると思っている。