◆第1回アイルランドトロフィー・G2(10月12日、東京競馬場・芝1800メートル)
ボンドガール(牝4歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ダイワメジャー)は、ここまで重賞で2着6回。確かな実力の反面で乗り難しい面を見せ、あと一歩のところで重賞制覇を逃してきた。
3走前の阪神牝馬Sは展開が向かず5着、2走前のヴィクトリアマイルはかかる面を見せて16着に惨敗した。ところが前走の関屋記念は事実上のトップハンデ56キロを背負いながら2着同着と、改めて力があることを示した。手塚久調教師は「この馬はやってみないと分からないところがあるけど、前走みたいな感じになればいいね」とスムーズな競馬で巻き返した前回の再現を狙う。
マイルより長い距離は5戦ぶりとなるが、昨年の秋華賞では2着に好走した実績を持つ。「1800メートルは全然問題ない」と指揮官。初コンビの前走から継続騎乗となるルメールと呼吸を合わせ、重賞初Vをつかみに行く。