秋のマイル王決定戦に向けた重要な一戦、スワンステークス。京都の芝1400mを舞台に、実績ある古馬と勢いに乗る3歳馬が激突する。過去のデータからはいくつかの興味深い傾向が見えており、今年も波乱の可能性を秘めた一戦となりそうだ。
1.好走確率では距離短縮組、妙味は距離延長組
過去10年のデータを分析すると、今回が距離短縮となる馬は[5-6-5-57]で複勝率21.9%。前走からの距離延長組13.3%、前走と同距離組17.6%と比べて距離短縮組が高くなっている。回収率の面でも今回距離延長の馬が単勝で268%をマークしていて、一発を狙うならこのタイプだろう。
2.前走6-9着馬の巻き返しを狙いたい
前走の着順を見ると、前走6-9着馬が[4-3-3-35]で、複勝率は22.2%と悪くない程度だが、単勝回収率364%、複勝回収率102%と妙味は十分。前走の成績が悪い分、人気が落ちて、ここでは狙い目となる。また、何故か前走3着馬は振るわないが、前走2着と4着の馬も好成績を残している。
3.前走5-9番人気に注目
前走の人気を見ると、1番人気馬が[3-1-2-11]で複勝率35.3%と高くなっているが、妙味の面では5-9番人気の馬を狙いたい。[5-6-3-47]で複勝率23.0%、単勝回収率304%、複勝回収率110%と妙味十分だ。
アサカラキングが中心。前走の京王杯ス
プリングCは直線の長い東京コースで結果が出ず、5番人気で9着。ただ、この人気と着順はスワンSにおいて狙い目となる。京都芝1400mの舞台は、今年の阪急杯で2着と健闘していて適性は十分。ここは人気的にも狙い目となりそうだ。