「前走ダート」の異例ローテで秋華賞Vへ クリノメイが17年前の1000万馬券を再現するか

2025年10月15日 18:30

前走マリーンCに出走したクリノメイ(撮影:高橋正和)

 異例のローテでビッグタイトル獲得なるか。船橋のマリーンCで9着だったクリノメイ(牝3、栗東・須貝尚介厩舎)が酒井学騎手とのコンビで、秋華賞(3歳牝・GI・芝2000m)に参戦する。

 クリノメイは父オルフェーヴル、母クリノエリザベス、母の父プリサイスエンドの血統。昨年、新馬、サフラン賞を連勝し、暮れには阪神JFにも駒を進めた。今年初戦のチューリップ賞では、内目からしぶとく脚を伸ばし、9番人気の伏兵評価を覆して重賞初制覇。続く桜花賞は15着で、その後はダートに矛先を転じ、関東オークスで4着、マリーンCは9着だった。前走ダートの馬が秋華賞を勝てば、レース史上初の快挙となるが果たして。

「秋華賞×前走ダート」で思い出されるのは、08年のプロヴィナージュ。デビューから6戦連続ダートで、初めての芝だったラジオNIKKEI賞でも9着と振るわなかった。直前もダート重賞のシリウスSに出走して16着。目立った実績といえば関東オークス2着くらいだったが、秋華賞では16番人気で3着に入り、3連単1098万2020円の一端を担った。

 そんな17年前の再現をクリノメイには期待したい。とはいってもプロヴィナージュとは異なり、クリノメイにはチューリップ賞を制した実績がある。すでに芝で結果を出しており、通用の下地は十分。マリーンCでは4.1秒差の9着と大きく崩れてしまったが、ひさびさの芝、そして大舞台で巻き返しを狙う。

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