追走先着で順調ぶりをアピールしたエンブロイダリー(右)=撮影・持木克友
「秋華賞・G1」(19日、京都)
桜花賞馬
エンブロイダリーは9日、ルメールを背に美浦Wで併せ馬を行った。
スペキオサレジーナ(5歳2勝クラス)を1馬身追走し、6F84秒1-36秒8-11秒3のタイムで1馬身先着した。ルメールは「元気いっぱい。ポテンシャルの高い馬ですし、いい体といいメンタルを持っている。ちょうどいい距離なら、またG1を勝てる」と非凡な能力を改めて評価した。
血統背景から距離不安もささやかれていた前走のオークスは、直線でいつもの末脚を発揮できず9着に敗退した。ここは2冠を懸けて巻き返しを期す戦い。森一師は「1週前としてはいい感触。
リラックスしていて動きも良かった。夏場を休養に充てたことで体にボリュームも出てきました」と確かな成長を実感する。桜花賞と同じく栗東滞在で調整するため、10日に移動。万全の態勢で2度目のタイトル制覇をもくろむ。