京都11Rの第30回秋華賞(3歳GI・牝馬・芝2000m)は2番人気
エンブロイダリー(C.ルメール騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分58秒3(良)。半馬身差の2着に5番人気
エリカエクスプレス、さらに3/4馬身差の3着に6番人気
パラディレーヌが入った。
エンブロイダリーは美浦・森一誠厩舎の3歳牝馬で、父
アドマイヤマーズ、母ロッテンマイヤー(母の父クロフネ)。通算成績は8戦5勝。
レース後のコメント
1着
エンブロイダリー(C.ルメール騎手)
「GIを勝つことができて本当にうれしいです。オークスは距離が長くて残念でしたが、今回は勝つ自信はありました。
この秋から馬が落ち着いてきて、きょうも前半はとても冷静に走ってくれました。いいポジションで乗ることができました。向正面でペースが遅くなってきたので、ポジションを上げていきましたが、2番手で
リラックスしていましたし、その後も頑張れると思いました。
直線はエンジンがかかるのに少し時間がかかりましたが、残り200mはいい脚を使ってくれました。届いて良かったです」
2着
エリカエクスプレス(武豊騎手)
「やりたいレースはできました。別に逃げると決めていたわけではありませんし、良い感じでハナを切れました。しかし、ずっと力んで走っていました。それがなければ最後も粘っていてもおかしくありませんでした。惜しかったです」
3着
パラディレーヌ(丹内祐次騎手)
「前半は脚をためました。最後はいい脚を使って能力を見せてくれました。展開がはまればと思います。よく頑張ってくれました」
4着
ジョスラン(岩田望来騎手)
「スムーズではありませんでしたが、上位に食い込めて、この馬の力を示せました。もっとスムーズに乗れてたらと思いますし、もったいなかったです。まだ5戦でキャリアが浅いですし、まだまだ走ってくれると思います」
5着
セナスタイル(岩田康誠騎手)
「もう少し腹を据えて乗れていたら、もっと上にきていたかも知れません。内にこだわりすぎました」
6着
ビップデイジー(西村淳也騎手)
「内に入りたかったですが、入れませんでした。4コーナーの手応えは良かったですが、最後は止まってしまいました。状態はすごく良かったです」
7着
クリノメイ(酒井学騎手)
「今日は調教師とも相談して、ポジションを取りに行ったりせず、外々を回り過ぎないように注意して臨みました。良いポジションで運べて、道中のごちゃつきにも惑わされませんでした。最後は併せる形になり、最後まで気を抜かず頑張ってくれました。チューリップ賞を勝った時のような馬場で、それも良かったと思います」
11着
ケリフレッドアスク(西塚洸二騎手)
「ハナに行く選択肢はなかったですし、指示通りに乗れましたが、結果につながらなかったです。馬は良かったですし、良い経験になったと思います」
12着
ヴーレヴー(菱田裕二騎手)
「先行馬が結構いたので、ゲートを出てから考えようと思っていました。外枠だったので、外々を回らないように、良い雰囲気で3、4コーナーを回ったのですが...」
14着
テレサ(松山弘平騎手)
「スタートよく流れに乗れました。少し向正面でペースが上がった時、苦しくなってしまいました。ワンターンの方がいいかもしれません」
16着
カムニャック(川田将雅騎手)
「止まり方が異常なので、先ずは無事であって欲しいです」
(友道康夫調教師)
「ゲートの中で立ち上がりましたが、入れ込んでもいないですし、道中で力んでもいませんでした。ルメール騎手の馬に抜かれた時に、馬が変わったかのように進んで行きませんでした。パッと見たところ、脚元は何も異常はありませんでした。折り合いを欠いたり、入れ込んだり、ということではないと思います」