東スポ杯2歳S2025に出走予定のライヒスアドラー(今年9月撮影、ユーザー提供:パンナコッタさん)
中山の新馬を快勝した
ライヒスアドラー(牡2、美浦・上原佑紀厩舎)が、東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳・GII・芝1800m)で無敗戴冠を目指す。
ライヒスアドラーは父
シスキン、母クライリング、母の父ハーツクライの血統。父は20年の愛2000ギニーの覇者。ここまで2世代の産駒からは、24年の阪神JFで3着だった
テリオスララを筆頭に、多くの素質馬が出ている。一方の母は13年の川崎・ローレル賞の勝ち馬。曾祖母の
ターンバックジアラームは米G1を5勝している。
9月に中山芝1800mでデビュー。逃げた
アクアマーズをマークするように番手で運び、直線に向くと急加速。上がり2Fが10秒8、10秒9の瞬発力勝負を抜け出し、3馬身半差の大楽勝だった。ペースが上がった時にどうかという課題はあるものの、重賞級の能力を秘めていることは確実だ。
今回も引き続き佐々木大輔騎手の手綱となる。無敗での重賞初制覇を果たし、来春の主役候補へ。人馬一体の走りを期待したい。