みちのくハンデ重賞「第61回福島記念」の最終追いが東西トレセンで行われた。美浦では昨年の覇者
アラタ(牡8=和田勇)がWコース単走で元気いっぱいの走りを披露。直線は力強く伸びて、6F83秒2〜1F11秒7をマークした。手綱を握った小島助手は「しっかりやるかやらないか決めないでコースに入ったが、馬が落ち着き過ぎていたので強めに追って負荷をかけた」と調教の意図を説明。続けて「状態はいいです」と自信を見せた。
昨年は外々を回って豪快な差し切りV。前走の札幌記念では強敵相手に3着激走と、8歳になっても実力に陰りはない。重量は昨年より1キロ重い58・5キロだが「切れないけどジワッと脚を使うタイプ。右回りの平たんでは大崩れしない」と同助手に不安は皆無。秋の福島20年ぶり参戦となる横山典に導かれ、
スイジン(69&70年)、
ダイワファルコン(12&13年)に続く史上3頭目の連覇を狙う。