25日、東京競馬場で行われた第11回富士S(3歳上、GIII・芝1600m)は、横山典弘騎手騎乗の4番人気
サイレントプライド(牡5、美浦・国枝栄厩舎)が、道中は好位を追走。直線で馬場の内めから抜け出すと、中団から追い上げた5番人気
リザーブカードをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分32秒7(良)。さらにクビ差の3着には7番人気
バトルバニヤンが入った。1番人気
エイシンドーバーは4着、2番人気
マルカシェンクは13着に敗れている。
勝った
サイレントプライドは、父フレンチデピュティ、母がJRA3勝の
サイレントプレアー(その父サンデーサイレンス)。半兄に05年
エプソムC(GIII)を制した
スズノマーチ(父ティンバーカントリー)がいる血統。
05年7月のデビューから2戦目で初勝利。その後もマイル戦で勝ち星を重ね、昨年3月のアクアマリンS(1600万下)を制してオープン入りを果たした。重賞では惜敗が続いていたが、今年4月のダービー卿CT(GIII)で悲願の重賞初制覇。今回はそれ以来約6か月半ぶりの出走だった。通算成績17戦8勝(重賞2勝)。
鞍上の横山典弘騎手は
ロジユニヴァースで制した札幌2歳S(GIII)に続く今年のJRA重賞9勝目で、通算103勝目。管理する国枝栄調教師はマツリダゴッホで制したオールカマー(GII)に続く今年のJRA重賞6勝目で、通算では19勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。