14日、中山競馬場で行われた第1回カペラS(3歳上、GIII・ダート1200m)は、横山典弘騎手騎乗の4番人気{horse=2004110019:ビクトリーテツニー}(牡4、栗東・森秀行厩舎)が、後方追走から直線で大外を伸び、7番人気スリーアベニューに1.3/4馬身差をつけ差し切った。勝ちタイムは1分08秒7(重)の日本レコード。さらに3/4馬身差の3着に8番人気フジノウェーブが入り、1番人気ダイワエンパイアは12着に敗れた。
勝ったビクトリーテツニーは、父Gone West、母Radu Cool(その父Carnivalay)という血統の米国産馬。3歳時にはUAEダービー(首G2)に出走し5着。前走の渡月橋S(1600万下、京都・ダート1400m)を勝ってオープン入りを果たしていた。通算成績21戦6勝(うち海外2戦0勝、地方1戦0勝、重賞1勝)。
鞍上の横山典弘騎手は、ステイヤーズS(GII、エアジパング)に続くJRA重賞制覇で今年11勝目、通算105勝目。管理する森秀行調教師は、皐月賞(GI、キャプテントゥーレ)以来のJRA重賞制覇で今年2勝目、通算39勝目となった。
なお、従来のレコードは98年にスーパーナカヤマが記録した1分09秒1(不良)。今回これを0.4秒更新。コースレコードと日本レコードの同時更新となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。