9日、中山競馬場で行われた皐月賞トライアル・弥生賞(G2、芝2000m)は、福永祐一騎手騎乗の昨年の2歳王者・エイシンチャンプ(牡3歳、栗東・瀬戸口勉厩舎)がゴール前の叩き合いをハナ差制し優勝。勝ちタイムは2分2秒3。2着にはスズノマーチ、3着にはコスモインペリアルが入った。以上3頭に皐月賞(G1、芝2000m、4月20日)への優先出走権が与えられる。弥生賞での連対率100%を誇っていた武豊騎手が手綱を取った昨年のラジオたんぱ杯2歳S覇者・ザッツザプレンティは6着と敗退した。
勝ったエイシンチャンプは、父ミシエロ、母エイシンミシガンという血統。昨年の朝日杯フューチュリティSを制し、最優秀2歳牡馬に選出されていた。その能力をここでも発揮し、休み明け初戦となった今回の弥生賞を快勝、弾みをつけて今後の皐月賞へ挑戦する。