19日、新潟競馬場で行われたサマースプリントシリーズ第2戦・第9回アイビスサマーダッシュ(3歳上、GIII・芝直線1000m)は、小牧太騎手騎乗の3番人気{horse=2004106028:カノヤザクラ}(牝5、栗東・橋口弘次郎厩舎)が、好位追走から残り100m付近で抜け出し、6番人気アポロドルチェに1.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは56秒2(重)。さらに1/2馬身差の3着には2番人気アルティマトゥーレが入った。1番人気エイシンタイガーは5着に敗れている。
勝ったカノヤザクラは、父サクラバクシンオー、母ウッドマンズシック(その父Woodman)という血統。半姉に02年セントウルS(GIII)2着のパイアン(父Cozzene)がいる。2番人気で出走した昨年のアイビスサマーダッシュで重賞初制覇を飾ると、次走のセントウルS(GII)も制し、サマースプリントシリーズのチャンピオンに輝いた。その後はスプリンターズS(GI)7着、スワンS(GII)9着、前走のCBC賞(GIII)11着と精彩を欠く走りが続いていたが、今回の勝利でレース史上初となる連覇を達成した。通算成績20戦6勝(重賞3勝)。
鞍上の小牧太騎手はワンダースピードで制した東海S(GII)に続く今年のJRA重賞5勝目で、通算18勝目。管理する橋口弘次郎調教師はアイアンルックで制した毎日杯(GIII)に続く今年のJRA重賞3勝目で、通算では74勝目となった。