18日、東京競馬場で行われた第57回府中牝馬S(3歳上牝、GIII・芝1800m)は、田中勝春騎手騎乗の7番人気ムードインディゴ(牝4、栗東・友道康夫厩舎)が、道中後方追走から徐々に進出し、直線坂上で先頭に立つと、大外から追い込んだ3番人気ベッラレイアに2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分44秒6(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には11番人気レジネッタが入り、1番人気カワカミプリンセスは6着に敗れている。
勝ったムードインディゴは、父ダンスインザダーク、母リープフォージョイ(その父Sharpo)。半姉にチャペルコンサート(オークス-GI・2着、父サンデーサイレンス)がいる血統。
07年12月のデビュー戦(中京、芝1800m)を制し、翌年の忘れな草賞(OP)で2勝目を挙げた。その後勝ち星には恵まれなかったものの、08年ローズS(GII)、秋華賞(GI)ではともに2着に好走している。今回が重賞初勝利となった。通算成績15戦3勝(重賞1勝)。
鞍上の田中勝春騎手は、アブソリュートで制した東京新聞杯(GIII)に続く今年のJRA重賞2勝目で、通算43勝目。管理する友道康夫調教師は、サクラメガワンダーで制した金鯱賞(GII)に続く今年のJRA重賞4勝目で、通算では11勝目となった。