{horse=2003100738:マイネルキッツ}の最終追い切りは美浦坂路の2本目。カロルバンダム(3歳未勝利)の2馬身半後ろからスタートしたが、全くの馬なりでその差を徐々に詰めて行く。最後まで鞍上の手綱は動かないまま、あっさりと1馬身の先着。4Fの数字は計時不能だったが、3F37.5-24.8-12.4秒と上々の時計をマークした。

　「いい動きでしたよ。JC(1週)前にまたがったときより、良かったと思います」。騎乗した松岡は軽快な動きに好ジャッジを下す。しかし、そのあとは慎重な言葉が口を突いて出た。「出来は良さそうだけど、実戦へ行ってどうか。気分屋ですからね。動きたいところで動けないタイプでもあるし…」。乗り難しい馬だけに、歯切れは決していいものではない。

提供：デイリースポーツ