「若葉S」(芝2000m)は20日、阪神11Rに10頭で争われ、中団を追走した2番人気の{horse=2007102705:ペルーサ}が、1番人気のヒルノダムールとの叩き合いを半馬身制し、1分59秒9のタイムでデビューから3連勝を飾った。上位2頭に皐月賞の優先出走権が与えられる。3着には8番人気のマコトヴォイジャー。
道中はヒルノダムールを徹底マーク。馬群が凝縮した4コーナーでライバルに馬体を合わせ、叩き合いを制した。「相手はあの馬だけと思っていた。手応えはこちらの方が上だったからね。頭もいいし、余裕もある馬」。安藤勝は会心の勝利に笑顔だった。
優先出走権を得た皐月賞はパスして、ダービー(5月30日・東京)へ視線を向ける。藤沢和師は「横山(典)君が“中山は直線が短いので不向き”と言うからね。モタモタするところがあるので直線の長い方がいい。青葉賞(5月1日・東京)か、プリンシパルS(5月8日・東京)へ」と力を込めた。自らが手がけたゼンノロブロイ産駒の勝利に喜びもひとしお。「よく似ているね」。03年に父が2着に敗れた舞台へ。雪辱を胸に突き進む。
提供:デイリースポーツ