トレーナーの初V、鞍上の2連覇、自身の無敗ダービー馬という称号獲得。さまざまな夢を背負い、大一番に挑む{horse=2007102705:ペルーサ}は美浦坂路で最終調整を行った。
ネオスピリッツ(5歳1000万下)を2馬身前に置き、最後まで間隔を保ちながら駆け上がる。4F56.0-40.9-14.1秒。金曜にも同コースで4F58.0秒をマークしており、体はきっちりと引き締まって見える。「特別なことは何もないよ。いい感じで来ている」。藤沢和師はいつもと変わらぬ言い回しで、好仕上がりを約束した。
「王道組は強い。青葉賞であれくらいの競馬をして、初めて皐月賞の掲示板」と慎重な姿勢を見せる一方で、「ひとつひとつクリアしていけば秋にはすごい馬になっている」とペルーサに限りない可能性を感じているのも事実。トレーナー自身が誰よりも胸を躍らせながら、祭典の日を迎える。
提供:デイリースポーツ