19日、盛岡競馬場で行われた第14回マーキュリーC(3歳上、交流GIII・ダート2000m、1着賞金2300万円)は、横山典弘騎手騎乗の1番人気カネヒキリが、道中2番手追走から4角で先頭に立つと直線では後続を突き放し、5番人気ブルーラッド(川崎)に5馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは2分04秒8(良)。さらに2.1/2馬身差の3着には4番人気ロールオブザダイスが入った。
勝ったカネヒキリは、1年1か月ぶりのレースとなった前走の帝王賞(交流GI)で2着に好走。今回の勝利が09年川崎記念(交流GI)以来、1年半ぶりの勝ち鞍となった。
【横山典弘騎手のコメント】
「帝王賞も頑張ってくれたが、今回はさらに動きがよくなっていた。馬自身がレースを知っているので馬任せ。骨折、屈腱炎を克服するのだから凄い馬。乗った人しか分からない感触かもしれないが、今日も感動しました」
【角居勝彦調教師のコメント】
「体重を維持するためにも実戦を使った方がいい。とにかく無事に走り続け、秋も頑張ってほしい。もちろん南部杯も視界に入れている」
【勝ち馬プロフィール】
◆カネヒキリ(牡8)
父:フジキセキ
母:ライフアウトゼア
母父:Deputy Minister
伯父:Silver Deputy(種牡馬)
厩舎:栗東・角居勝彦
通算成績:22戦12勝(うち地方8戦5勝、海外1戦0勝、重賞9勝)
主な勝ち鞍:09年川崎記念、05・08年ジャパンCダート(GI)、08年東京大賞典(交流GI)、06年フェブラリーS(GI)、05年ダービーグランプリ(交流GI)、05年ジャパンダートダービー(交流GI)など
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。