王者の貫禄だ。{horse=2004100933:ローレルゲレイロ}は札幌芝で単走追い。5F65.0-36.7-12.0秒をマーク。反応も鋭く、万全の仕上げを強調した。昆師からも笑みがこぼれる。「見ていて“いいな”と。迫力があったし、だいたい仕上がったかな」。ドバイ遠征から帰国後は休養を挟み充電。5か月ぶりの実戦にも手応えをつかむ。「栗東の坂路で仕上げるのがベストだけど、うまく仕上げられた。馬もリフレッシュした感じがある」と力強くうなずいた。
快勝した前走のUHB杯同様、{horse=2003105475:ウエスタンビーナス}は美浦で最終追いを敢行。坂路1本目に4F64.5秒、2本目で4F56.4-36.9-12.6秒をマークした。「馬なりの指示。動きは良かったんじゃないかな。暑さに強いから夏場はいいね」と鈴木康師。派手な数字ではないが、しっかりと調教ができた点は心強い。初重賞Vへ機は熟した。