ファイアーフロート、開幕週で鮮やかな逃走劇を/京成杯AH

2010年09月09日 12:02

 動きの良さが勢いを物語る。美浦Pで追われたファイアーフロート。単走で5F64.5-37.2-12.0秒と力強い動きを見せた。小笠師は「状態面の上積みはある」と出来の良さを強調。久々を叩いて、型通りの良化を示している。スピードが生きる馬場。指揮官が「開幕週は合う」と語るように、前走で見せた逃げ切り勝ちの内容からも、これ以上ない条件と言える。

 ただ、一方で懸念材料もある。それは輸送だ。激しい気性の持ち主で、環境の変化に敏感なタイプ。滞在だった前走と違って、今回は直前輸送を強いられるだけに不安がないわけではない。「今回は目隠しをしたり、馬房を隔離するなどの工夫を凝らしたい」。力さえ出し切れれば、重賞でも通用する器。今回は万全の策でレースへ臨む。新潟で上昇気流に乗った4歳馬が、中山でも鮮やかな逃走劇を見せる。

 大敗のショックはない。小倉記念16着のメイショウレガーロは、美浦坂路で4F53.2-38.3-12.3秒。頭の高さは相変わらずだが、機敏な動きを見せた。「時計はこの馬には速過ぎるぐらい。具合はいいよ」と小島太師は合格点を与える。騎乗した小島良助手は「動きはまずまず。行き脚がつくのに時間はかかるけど、気持ち良く行ければ」と注文をつけた。

提供:デイリースポーツ

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