「第44回ステイヤーズS・GII」(芝3600m)は4日、中山11Rに15頭で争われ、好位を追走した5番人気の
コスモヘレノスが、直線で内から抜け出し重賞初制覇。勝ちタイムは3分43秒4。3/4馬身差の2着は2番人気の
ジャミール。3着には3番人気の
ネヴァブションが入った。
レースが動いたのは2周目の向正面だった。
フォゲッタブル、
トウカイメロディがまくり気味に進出したが、2番手の松岡はじっと我慢。「自分のペースを守った。手応え良く直線を向けたし、うまく乗れた」と振り返る。この判断が急坂での伸び脚につながった。
菊川師も重賞初Vに満面の笑みだ。「調教師になって10年目。さらに今年は年男だから気合が入っていたが、最後にいい思いをさせてもらった」と表情を緩ませる。今後について「馬の様子を見てからにはなるが、有馬記念(26日・中山)には登録します」と
グランプリ参戦を示唆。年末の大一番で実績馬の胸を借りる。
提供:デイリースポーツ