アクシオン、連覇へ向け態勢整った/中山金杯

2011年01月04日 12:05

 連覇へ向けて、態勢は整った。昨年の覇者アクシオンの追い切りは美浦Wを単走で行われた。テンはゆったり入り、徐々にペースアップ。4角手前からついた勢いは、直線を向いても衰えることはなかった。力強いフットワークで駆け抜け、5F67.0-37.0-12.5秒。馬なりのままで好時計をマークした。

「うん、良かったね。攻め駆けしない、この馬としては動いているんじゃないかな。出来が上がってきた感じだよ」。騎乗した三浦助手は鞍下から伝わる感触をストレートに伝えた。二ノ宮師も「予定より少し速くなったが、元気だということだろうね」と満足げだ。

 鳴尾記念では10着と大敗。「よく分からないけど、一気に体が減ったせいかな」と指揮官は12キロの馬体減を敗因として挙げる。「もう太いぐらいに戻っているし、今は具合がすごくいいみたい。今度は長距離輸送もないしね。57.5キロも妥当なところだろう」とトップハンデも意に介さない。

 新年を祝うこのレースに、二ノ宮厩舎は2頭出しで臨む予定だった。しかし、ゴールデンダリアが回避し、1頭のみの出走に。陣営も「あの馬の分まで頑張ってもらわないと」と力が入る。勝てば、サンデーサイレンス産駒の連続年重賞勝利記録が“18”となり、歴代2位に。偉大な父へ、ラストクロップが2年連続で勝利のプレゼントを贈る。

提供:デイリースポーツ

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