新潟大賞典で待望の重賞初制覇を飾ったセイクリッドバレー。高橋裕師は「若いころと違って、今は引っ掛かることもないから中団で競馬ができるようになっている。前走は騎手がそこを理解して、うまく乗ってくれた」と丸山の好騎乗を挙げた。前走後も順調に乗り込まれ、1週前追い切りでは、美浦坂路で4F51.6-12.1秒(一杯)をマーク。ビシビシと追われて活気十分。好調をしっかりとキープしている。「使ったあとの反動もなく、順調にきている。秋のGIへ向けて賞金を加算したいね」と指揮官は重賞連勝を狙っていた。
谷川岳Sではしぶとく脚を伸ばし2着したスズジュピター。「前走はいい脚を使ってくれたし、直線の長いコースが合っているようだね」と高橋裕師は振り返る。1週前追い切りでは、美浦Wで5F65.1-12.6秒(一杯)をマーク。追い出されると重心をグッと下げて最後はスパッとはじけた。状態面は安定している。「中間の調整は順調にきているし、状態は良さそうだね。GIIIなら引けは取らないと思っている」とこちらも手応え十分の様子。
提供:デイリースポーツ