10歳馬マヤノライジン5度目の正直へ/函館記念

2011年07月20日 12:00

古豪マヤノライジンが最高の仕上げで臨む

 10歳馬マヤノライジンが5度目の参戦。過去[0-1-1-2]と掲示板を外したのは昨年の8着のみ。久々に先行した前走で踏ん張って6着と復活の兆しも見せた。ハンデも53キロと1キロ減。梅内助手は「(斤量が)下がってくれましたね。軽くなればその分、頑張れると思う。乗り役も2戦目ですからね」と手応えを感じている。

 45戦を重ねた古豪もこのレースがラストランとなることが濃厚。「(オーナーが)ラストチャンスをくれたんで生かしたい」と力が入る。常にそばで見守ってきただけに人馬の絆は深い。「賢くてご飯がほしくなったら音を立てて私を呼ぶんです。雨が嫌いな馬でね。だから、天気も大丈夫そうでよかった」と目を細める。最高の仕上げを施して挑むつもりだ。

 重賞では2着1回、3着5回と、あと一歩のところで涙をのんできた。「気持ちがリフレッシュできて、ちょうどいい落ち着き。いい調整ができています」。大ベテランの状態面に陰りはない。振り返れば04年、初勝利をつかんだ函館で悲願の重賞初Vをもぎ取る。

 前走はダッシュが利かずに好位で運んだメイショウクオリアは5着。西橋助手は「ブリッツェンの位置だと良かったんだけど。動くに動けなかったね」と力負けではないことを強調する。気配も上々。「おとなしいところがあったけど、2度使って良くなってきた。もともと使った方がいいタイプだから」と出来アップに好感触だった。

提供:デイリースポーツ

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