ペルーサ、安藤勝己騎手は成長を実感/有馬記念

2011年12月23日 12:05

安藤勝を背に美浦芝で先着を決めたペルーサ

 ジャパンCでまさかの最下位16着に敗退。一敗地にまみれた素質馬ペルーサだが、最終追い切りの動きからも出来の良さだけは保証できる。その最終リハは、昨年の有馬記念コンビ復活となった安藤勝が駆けつけ、美浦芝で行われた。レンディル(5歳障害オープン)を先導役に進むと、直線では余裕を持って相手の外に馬体を並べにいく。ラスト1Fから強めに追われると、雄大なフットワークで一気に3馬身の差をつけてゴール。そのまま向正面までペースを落とさず駆け抜けて、しっかりと負荷をかけられた。6F77秒4-35秒8-11秒4の時計を確認した安藤勝は「乗った感触より速い時計が出たように状態はいいね。精神的にリラックスできているし、体もずいぶん立派になった」と、1年での成長ぶりを証言。誰もがその素質を認めるペルーサが本気を出した時、どん底からの大逆襲があっても驚くことはできない。

 みなぎる闘志を内に閉じ込め、ジャガーメイルが美浦Pを駆けた。僚馬サイオン(5歳1600万下)を後ろに従え、ゆったりとスタート。テンの遅いラップにもキッチリ折り合い、かき込みの強いフットワークで進んで行く。4角でパートナーを内に迎え入れると、馬体を併せて直線へ。鞍上のゴーサインに反応し、ラストまでしっかりと伸びると、5F65秒4-35秒4-11秒2で1馬身先着した。

「後ろから来る馬と併せ、半マイル15秒、3Fから13秒ぐらい。ラストは気合をつける程度の追い切りです。先週はブリンカーを外しましたが、今週はまた着けての追い切り。これで馬もピリッとすると思います」。記者会見に臨んだ橋本助手は、青写真通りの内容に納得の表情を見せた。豪華メンバーが顔をそろえる2011年グランプリ。しぶとさを武器に、虎視たんたんと頂点を狙う。

提供:デイリースポーツ

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