6月15日、道営・札幌競馬場で行われた6Rフレッシュチャレンジ2歳牝馬(ダート1000m・1着賞金200万円)は、小国博行騎手騎乗の1番人気ビーフレグラント(牝2、北海道・堂山芳則厩舎)が、2着キンカップに2.2秒の大差をつけて圧勝。勝ちタイムの1分01秒8(稍重)は、初出走としては、5月19日にテラノリファード(牡2、北海道・大崎順司厩舎)がマークした1分01秒7(良、7馬身差)に次ぐもの。着差は6月13日に9馬身差で圧勝したヨシノヘイロー(牝2、佐賀・上川薫厩舎)を上回り、これまで行われた2歳戦の中では最大の着差となった。
勝ったビーフレグラントは父ダイタクヘリオス、母コンサートダイナ(その父ハンターコム)という血統で、半兄に95年の羽田盃・東京ダービー・東京王冠賞の南関東クラシックを全て2着し、アブクマポーロ、バトルラインらを抑え97年帝王賞を勝ったコンサートボーイ(父カコイーシーズ)がいる。父ダイタクヘリオスは91、92年マイルCS(G1)の勝ち馬で、種牡馬としては00年スプリンターズS馬ダイタクヤマトを輩出。02年から青森・山内牧場で繋養されている。
また、5Rに行われたフレッシュチャレンジ2歳(ダート1000m・1着賞金200万円)は、佐々木国明騎手騎乗の2番人気ストレートパンチ(牡2、北海道・伊藤隆志厩舎)が、1番人気バスケットシューズに5馬身差を付け勝利した。勝ちタイムは1分04秒5(稍重)で、同馬は父ロドリゴデトリアーノ、母ヒカリミスルドルフ(その父シンボリルドルフ)という血統。敗れたバスケットシューズの父は、新種牡馬アグネスワールドで、同馬を含め4頭がデビューしているが、まだ勝ち馬は出ていない。