上昇度ならナンバーワンだ。ラニカイツヨシは500万下、1000万下を連勝。「前走後はここを目標に厩舎で調整してきた。ソエが良くなって2連勝。狭いところを抜け出すいい競馬だった」と宮本助手は納得の表情を見せる。「坂の走りが上手なので中山も合いそう。菊まではローテが決まっているので次につながる競馬を」。3連勝でラスト1冠のV候補に躍り出る。
盤石の態勢で始動する。ダービー2着馬フェノーメノは、夏場の休養で馬体がボリュームアップ。「重厚感が出てきた。幅があっていい感じだね」と佐々木助手は成長ぶりに目を細める。「ここまで順調に攻め馬を消化してきた。もう息はできている。右回りでは結果が出ていないけど、普段の走りでは全く問題ないから大丈夫」と“死角なし”を強調していた。
提供:デイリースポーツ