グランプリボスがNHKマイルC以来、1年5ヶ月ぶりに重賞制覇。/スワンS
27日、京都競馬場でマイルCSへ向けての前哨戦スワンS(3歳以上・GII・芝1400m)が行われ、好スタートから道中中団待機でレースを進めた内田博幸騎手騎乗の3番人気グランプリボスが、直線向いて先行する6番人気テイエムオオタカ・7番人気アドマイヤセプターとの差を外から徐々に詰めてくるとゴール前で2頭を捕らえ、最内一杯に逃げ込みを図るテイエムオオタカに1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分20秒5(良)。
ハナ差の3着に、2番手追走から粘ったアドマイヤセプターが入った。2番人気ダノンシャークは、2・3着争いに加わるもクビ差遅れた4着。さらにアタマ差5着は5番人気オリービンの順で確定。1番人気レオアクティブは末脚不発で9着に敗れている。
勝ったグランプリボスは、父サクラバクシンオー、母ロージーミスト、母父サンデーサイレンスという血統。
11年5月のNHKマイルC(G1)で優勝して以来、勝ち星からは遠ざかっていたが、その間6月の安田記念で13番人気で2着するなど実力上位を示す好走は随所にあった。秋緒戦の前走は毎日王冠(G2)で6着と健闘しており、叩き2走目で得意の短距離路線に戻った今回は、1年5ヶ月ぶりの勝利を飾って重賞4勝目。通算では5勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆グランプリボス(牡4)
騎手:内田博幸
厩舎:栗東・矢作芳人
父:サクラバクシンオー
母:ロージーミスト
母父:サンデーサイレンス
馬主:グランプリ
生産者:ノーザンファーム
通算成績:17戦5勝(重賞4勝)
主な勝ち鞍:11年NHKマイルC(GI)