現地時間11日、米・ベルモントパーク競馬場で行われたマンノウォーS(3歳上、米G1・芝11f)は、英・N.カラハン厩舎から転厩初戦となったE.プラド騎手騎乗の3番人気マジストレッティ Magistretti(牡4、米・P.ビアンコーヌ厩舎)が、後方2番手追走から逃げた1番人気エパロ Epaloを1.1/4馬身差し切って優勝した。勝ちタイムは2分14秒6(稍重)。さらに2馬身差の3着にはキングスドラマ King's Dramaが入った。
勝ったマジストレッティは、父Diesis、母Ms.Strike Zone(その父Deputy Minister)という血統で、牝系は01年高松宮記念、スプリンターズS(共にG1)を制したトロットスター(牡8)の父で知られる、ダミスター(牡22、父Mr.Prospector)と同じ一族になる。03年ダンテS(英G2)で初の重賞制覇。その後、03年パリ大賞(仏G1)2着、03年英インターナショナルS(英G1)2着、前走のアーリントンミリオン(米G1)2着と、勝ち切れない競馬が続いていたが、今回の勝利でG1初制覇となった。通算成績は14戦4勝。