福島記念と朝日CCと連続2着。5歳秋にして素質が開花した
アドマイヤタイシの勢いが止まらない。「見た目にはそう変わらないが、中身が違う。筋肉が締まってきた」と橋田師。強じんなボディーを手に入れたことで、ようやく高い能力を発揮できるようになった。
29日には栗東坂路で併せ馬。終始、
スズカルーセント(4歳500万下)の一歩前を進み、一杯に追われて4F55秒2-40秒1-13秒6を記録した。0秒1の先着に、指揮官は「本来、攻め馬ではルーセントの方が強い。けさは後ろからつつかれる形にして
タイシにやる気を出させた」と意図を説明。思惑通りの内容に「順調です」と力強くうなずいた。
12年の中山金杯では破竹の7連勝で圧倒的な1番人気に支持された
アドマイヤコスモスが、レース中に右第3中手骨複骨折を発症。けい養先でこの世を去った。「今年の初めはまだ500万下の身だった。力をつけたね。器用さがあって、よく頑張る馬。うまくいけばいいね」。同期
コスモスの無念を背負い、悲願の重賞タイトルをつかんでみせる。
提供:デイリースポーツ