AJCCから春GI戦線の主役を狙うルルーシュ(撮影:佐々木祥恵)
1月20日(日)に行われるAJCC(GII・芝2200m)に出走予定の
ルルーシュ(牡5・藤沢和雄厩舎)、
ネコパンチ(牡7・星野忍厩舎)、
ナカヤマナイト(牡5・二ノ宮敬宇厩舎)の1週前情報。
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ネコパンチについて、星野忍調教師。
「ここまで順調に来ていますし、1週ごとに動きも良くなってきています。今週(1/9)は、江田(照)騎手騎乗で、ポリトラックで単走での追い切りでしたが、終いもしっかりしていて動きも良かったですし、息遣いも良くなっています。帰厩当初は500キロ台あった体重も、今週は490キロ台でした。自分で体を作っているようで、目方的にも太目感はありません。来週も江田騎手で追い切る予定ですが、調整程度と考えています。今週ビシッと追って、来週やれば、ちょうど良く仕上がると思っています。あとはレース展開だけですね」
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ルルーシュについて、藤沢和雄調教師。
「有馬記念(GI・芝2500m・8着)は、体に余裕がありましたね。好位でじっとしていられれば良かったですけど、終始動かされる形になりましたし、枠順も良くなかったと思います。前に行った組は意外とモロかったですが、その中では8着ですから頑張ってくれたのではないでしょうか。有馬の後も、AJCCを使えるくらいですから、思ったより状態が良くて、順調に来ています。来週は、マクドノー騎手に乗ってもらって追い切る予定です。飼葉を良く食べる馬なので、あまり太くなってほしくないですね」
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ナカヤマナイトについて、二ノ宮敬宇厩舎の三浦堅治調教助手。
「前走の有馬記念(7着)は、調子も良かったですし、折り合いもついて、位置取りも良く、4コーナーを回ってくる感じも悪くはなかったのですが、距離が若干長かったようですね。GIですから、レース後はさすがに疲れはありましたが、それでも思ったほどではなかったので、昨年勝たせてもらったオールカマー(GII)と同じ条件となるAJCCを使うことになったようです。今週(1/9)は、ウッドチップコースで
ゴールデンダリアと併せましたが、予定よりも速い時計が出ました。ウッドチップは時計がかかっているようですが、オープン馬ですから、やれば時計が出ますね。前走後も順調に調教をこなしていますし、有馬記念に比べればメンバーも楽になりますから、期待したいですね」(取材・写真:佐々木祥恵)