第1回BC覇者ワイルドアゲイン、種牡馬引退

2004年10月15日 12:06

 米・スリーチムニーズファームで供用されているワイルドアゲイン Wild Again(牡24、父Icecapade)が、繁殖能力の低下により種牡馬を引退することになった。今後は、84年BCクラシックで2着に負かしたスルーオゴールド Slew o'Gold(牡24、父Seattle Slew)や、カポウティ Capote(牡20、父Seattle Slew)のいる米・ケンタッキー州ミッドウェイファームで余生を過ごす。

 ワイルドアゲインは、父Icecapade、母Bushel-n-Peck(その父Khaled)という血統。現役時は、84年のBCクラシック(米G1)を6番人気ながら、1番人気スルーオゴールド Slew o'Goldを制し優勝。他にメドウランズCH(米G1)など通算28戦8勝の成績で種牡馬入り。産駒には、エルムハースト Elmhurst(BCスプリント-米G1)、サラヴァ Sarava(ベルモントS-米G1)、ミルウォーキーブリュ Milwaukee Brew(サンタアニタH-米G1)、ワイルドラッシュ(カーターH-米G1)などのG1馬や、日本ではナリタキングオー(京都新聞杯-G2)、タイキリオン(ニュージーランドT-G2)、ワイルドブラスター(マーチS-G3)などを輩出した。

 後継種牡馬の1頭ワイルドラッシュは、今春から静内・アロースタッドで種牡馬生活をスタートさせており、米国での産駒に今年のダービーグランプリ(交流G1)、エルムS(G3)を制したパーソナルラッシュ(牡3、栗東・山内研二厩舎)がいる。パーソナルラッシュは、現地時間30日に米・ローンスターパーク競馬場で行われるBCクラシックに出走を予定しており、21日に日本を出発する予定となっている。

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