ナカヤマナイトが得意コースで重賞3勝目/中山記念

2013年02月24日 18:05

2番人気のナカヤマナイトが前を行く2頭をゴール前できっちり交わして優勝(撮影:下野雄規)

 24日、中山競馬場で春開催の開幕を告げる伝統の一戦・中山記念(4歳上・GII・芝1800m)が行われ、レースは大方の予想通りに道中8番人気シルポート(牡8、栗東・西園正都厩舎)が後続に10馬身以上もの差をつけ、前半1000m58秒5で大逃げを打つ展開。

 そんな中で、道中は中団の外目に待機していた柴田善臣騎手騎乗の2番人気ナカヤマナイト(牡5、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)が、3〜4コーナーで外目の3番手にまで浮上してくると、直線向いてもなお逃げ込みを図るシルポートをめがけて、先に捕まえにかかった好位追走の3番人気ダイワファルコン(牡6、美浦・上原博之厩舎)が内から、連れるようにナカヤマナイトが外からゴール前で急接近すると、最後は外のナカヤマナイトがクビ差だけ抜けきって優勝した。勝ちタイムは1分47秒3(良)。

 さらにハナ差の3着に、最初から最後まで見せ場十分の粘り腰を発揮したシルポート(牡8、栗東・西園正都厩舎)が入った。この3頭の争いからは遅れる形で、大外を追い込んだ1番人気タッチミーノット(牡7、美浦・柴崎勇厩舎)が4着。内からじわじわと差を詰めた5番人気トーセンレーヴ(牡5、栗東・池江泰寿厩舎)が5着の順で確定。

 勝ったナカヤマナイトは、父ステイゴールド、母フィジーガール、その父カコイーシーズという血統。昨年の秋のオールカマーで重賞2勝目を飾り、有馬記念では7着。年明けはAJCCに向けて調整されるも、脚元の不調でこれを回避。それから約1か月空けて立て直して挑んだ名前通りのGIIで、全6勝中4勝目となった現役屈指の中山巧者ぶりを見せつける差し切り勝ちを披露し、嬉しい重賞3勝目となった。

【勝ち馬プロフィール】
◆ナカヤマナイト(牡5)
騎手:柴田善臣
厩舎:美浦・二ノ宮敬宇
父:ステイゴールド
母:フィジーガール
母父:カコイーシーズ
馬主:和泉信一
生産者:沖田牧場
通算成績:20戦6勝(重賞3勝)
主な勝ち鞍:2012年オールカマー

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