ダートで3連勝中の
サマリーズ。全日本2歳優駿を制して交流GIウイナーとなったが、陣営は桜花賞出走に前向きだ。「以前に芝を使ったときはデビュー戦(4着)だったからね。
スピードもあるし、芝でも走ると思う」と藤岡健師も不安なしを強調する。ただ、栗東坂路の1週前追い切りの動きがいまひとつ。4F55秒3-14秒3(一杯)のタイムで、併走馬に2馬身半も遅れてしまった。中間の攻め量も少なく、息持ちに不安が残る現状。「休み明けだけど、ここまでは順調にきていると思う。1週前もいい負荷がかけられたよ」と陣営は語るが、今週のひと追いでどこまで調子を上げてくるか注目が集まる。
昇級後の2戦は人気を裏切る結果となった
ノーブルコロネット。ディープインパクト産駒の期待馬だけに、陣営の歯がゆさもひとしおだ。「前走の菜の花賞(7着)は、中山への輸送競馬に戸惑っていましたね。キョロキョロして全然集中できていませんでした」と松永幹師は敗因を分析。1週前追い切りでは栗東坂路で4F54秒1-13秒3(G強め)をマークし、重い馬場にもかかわらず、古馬を相手に併入を決めた。出来に陰りはなく、「(1週前追い切りの)動きは良かったですね。阪神は勝っているコースだし、気がいい馬なんで距離は問題ないですよ」と師の評価も相変わらず高い。気性的に1F短縮は望むところ。桜花賞出走へ、何としても権利を取りたい。
提供:デイリースポーツ