7日、高崎競馬場で行われた北関東菊花賞(3歳、ダート2100m、1着賞金500万円)は、平澤則雄騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝120円)フジエスミリオーネ(牡3、宇都宮・仁岸進厩舎)が道中2番手追走から3角手前で先頭に立つと、後方から徐々に進出した2番人気エフケーアニカの追撃をアタマ差凌ぎ優勝した。勝ちタイムは2分20秒0(良)。さらに8馬身差の3着に6番人気ウィンザデイが入った。
勝ったフジエスミリオーネは、父エイシンサンディ(その父サンデーサイレンス)、母ニシノフジエス(その父パレスダンサー)という血統。同馬は、今年の北関東皐月賞、北関東ダービー(ともに宇都宮)の2冠を制しており、この勝利で北関東3冠制覇を達成。栃木競馬の3冠馬には、81年サラノオー、91年カネユタカオー、99年ベラミロードの3頭がいるが、00年に栃木競馬と高崎競馬の3冠路線が統一されてからは初の3冠馬誕生となる。通算成績は21戦10勝(うちJRA・2戦0勝)。鞍上の平澤則雄騎手は同レース初制覇。管理する仁岸進調教師は、01年ブラックキングで制して以来2度目の制覇。