23日、笠松競馬場で第37回クイーンC(3歳・牝・ダ1600m・1着賞金180万円)が行われ、道中は先頭と差のない2番手を追走しえいた岡部誠騎手騎乗の2番人気ユーセイクインサー(牝3、愛知・倉地学厩舎)が、4コーナーで先頭に立つと最後まで一杯に粘り込んで、ゴール前で追い込んだ6番人気アースシェイキ(牝3、兵庫・岡田利一厩舎)の追撃をクビ差凌いで優勝した。勝ちタイムは1分40秒7(良)。

　さらに2馬身差の3着に、3番人気ホクザンルージュ(牝3、兵庫・橋本忠男厩舎)が入った。これに迫った9番人気ハイアンドノーブル(牝3、笠松・後藤正義厩舎)は、ハナ差遅れての4着。

　なお、1番人気ラブミージェームス(牝3、愛知・川西毅厩舎)は最下位9着に敗れ、東海ダービー馬ウォータープライド(牝3、愛知・塚田隆男厩舎)は、疾病のため出走を取り消している。

　勝ったユーセイクインサーは、父タイムパラドックス、母アルカネット、その父ダンスインザダークという血統。前走の東海ダービーでは8着に敗れていたが、牡馬相手に完勝した4月の新緑賞(笠松1600m)と同様に早目の競馬で押し切って2度目の重賞V、通算では6勝目を挙げた。

【勝ち馬プロフィール】
◆ユーセイクインサー(牝3)
騎手：岡部誠
厩舎：愛知・倉地学
父：タイムパラドックス
母：アルカネット
母父：ダンスインザダーク
馬主：浅井隆夫
生産者：エンドレスファーム
通算成績：12戦6勝(JRA1戦0勝、重賞2勝)