ハツガツオの次走ほか、2歳馬厩舎情報/美浦トレセンニュース

2013年07月11日 19:00

扇風機の風に吹かれて今にもウトウトしそうな表情をしていたハツガツオ(撮影:佐々木祥恵)

先週の新馬戦の勝ち馬と、今週(7/14)の新馬戦でデビューする馬を取材した。

芝1200mの新馬戦で逃げ切り勝ちを収めたハツガツオ(牝2・父パラダイスクリーク/石栗龍彦厩舎)について、石栗龍彦調教師。
「スタートもポンと出ましたし、レースセンスが良い馬ですね。性格も素直ですよ。今後はこのまま在厩させて、新潟のダリア賞(8/3・2歳OP・芝1400m)に向かう予定です」名前が印象的な同馬だが、厩舎スタッフによると「とても大人しい」とのこと。洗い場にいるハツガツオにカメラを向けたが、扇風機の風に吹かれて今にもウトウトしそうな表情をしていた。

ダ1150mの新馬戦で、内田博幸騎手を背に初陣を飾ったニシノイナズマ(牡2・父スウェプトオーヴァーボード/松山将樹厩舎)について、松山将樹調教師。
「スウェプトオーヴァーボードの産駒ですからダート向きかなとも思うのですが、ダート馬のような硬さはないんですよね。内田騎手も芝でも大丈夫と言ってくれました。今後は放牧に出さずにダリア賞を使う予定です」

7月14日(日)の福島5Rの新馬戦(芝1800m)でデビュー予定のレッドグルック(牡2・父メイショウサムソン/手塚貴久厩舎)は半兄にファルコンS(GIII・3歳OP・芝1400m)勝ちのインパルスヒーロー(父クロフネ)がいる血統。手塚調教師のコメント。
「体が締まってきて、調教の動きも良くなってきました。使った後に更に良くなる感じもしますけどね。スタートも普通に出ますし、追い切りに乗った内田騎手の感触も良かったですよ。好勝負ができそうですね」

7月14日(日)の福島6Rの新馬戦(芝1200m)でデビュー予定のユールドゥー(牡2・父サムライハート/高橋祥泰厩舎)について、高橋祥泰調教師。
「福島の芝1200mは、ゲートを出てからの二の脚が速く、すぐに流が乗れて終いも伸びるというタイプが合う特殊なコースですが、この馬がこの条件に適性があるかどうかは、やってみなければわからないところはありますね。2週前に時計の速い追い切りをし、1週前はさほど時計を出さないという追い切りをしました。速い時計を出した次の週は、テンションが上がりそうなものですが、翌週も抑えがきいた走りができていました。このように2週続けて安定した走りができる馬は、環境が変わっても大丈夫だと思いますし、初戦から動けるのではないでしょうか。追い出してからの反応も良かったですよ」(取材・写真:佐々木祥恵)

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