2日、11月27日の京阪杯(G3)で14着に敗れたテンザンセイザ(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)が競走馬登録を抹消し、引退することになった。今後は種牡馬になる予定だが、繋養先等は未定。
テンザンセイザは父に凱旋門賞馬トニービン、母にパークヒルS(G2)の勝ち馬ケイシー(その父Caerleon)を持つ良血馬。半兄にJRA・5勝のサイレントクルーズ(牡8、父サンデーサイレンス、栗東・松元省一厩舎)がいる。
同馬は01年1月5日に栗東・星川薫厩舎からデビュー。同年2月28日に星川師が定年退職したのを機に、星川厩舎で調教助手をしていた経歴を持つ藤原英昭厩舎に転厩した。すると同年5月に京都新聞杯(G2)で鮮やかに差し切り勝ちを決め、藤原厩舎に重賞初勝利をプレゼント。その後も01年京阪杯(G3)勝ちや03年天皇賞・秋(G1)3着など息の長い活躍を見せた。通算成績26戦4勝(うち重賞2勝)。