3歳馬ケイアイレオーネが古馬をひと呑み重賞2勝目/シリウスS

2013年09月28日 17:25

3歳馬ケイアイレオーネ(中央)が一気の脚で古馬を差し切り

 28日、阪神競馬場でダート中距離ハンデ戦、シリウスS(3歳上・GIII・ダ2000m)が行われ、道中は後方2番手からのレースとなった幸英明騎手騎乗の5番人気ケイアイレオーネ(牡3、栗東・西浦勝一厩舎)が、3〜4コーナーで大外から徐々に進出を開始。直線に向いて、中団追走から先に抜け出して2着を確保した3番人気ナイスミーチュー(牡6、栗東・橋口弘次郎厩舎)ら、激しくなった先頭争いへ1完歩毎に加わるとゴール前で一気に差し切り、最後は2着以下にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分3秒4(良)。

 さらに3/4馬身差の3着に、ゴール前でしぶとく伸びた6番人気グランドシチー(牡6、美浦・相沢郁厩舎)が入った。直線入り口で早め先頭に立った2番人気ハートビートソング(牡6、栗東・平田修厩舎)は力尽きての4着、5着は13番人気クリールパッション(牡8、美浦・相沢郁厩舎)の順で掲示板は確定した。

 なお、先手を奪った1番人気サトノプリンシパル(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)は、4コーナーで早々に脱落し、最下位15着に終った。

 勝ったケイアイレオーネは、父Henny Hughes、母モストリマーカブル、その父Marquetryという血統。2歳秋のダート交流重賞・兵庫ジュニアグランプリ(園田1400m)を5馬身差でV。早期からダート路線で期待の大きかった馬が、3歳春・ドバイ遠征での経験を糧にする形で、近況は3歳ダート路線で安定した力を発揮。今回は古馬初対戦も、ゴール前で伸びあぐねる古馬勢をまとめて差し切り、価値ある2度目の重賞制覇を果たした。

【勝ち馬プロフィール】
◆ケイアイレオーネ(牡3)
騎手:幸英明
厩舎:栗東・西浦勝一
父:Henny Hughes
母:モストリマーカブル
母父:Marquetry
馬主:亀田和弘
生産者:富田牧場
通算成績:12勝4勝(海外1戦0勝、重賞2勝)
主な勝ち鞍:2012年兵庫ジュニアグランプリ(園田-GII)

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