ダブルフェイスが出走を取り消して11頭立てで行われた砂の攻防は波乱の決着となった。勝ったのは4番人気のプリサイスエース(牡、父プリサイスエンド、美浦・矢野照)。二の脚を利かせて先行集団の外めにつけると、直線は3頭の争いに。まずは3番手のインから内ラチ沿いに進路を取った4着アタリクジ(2番人気)が脱落。直線半ばからは2番手で運んだ5番人気サンマディソン(2着)とのたたき合いになったが、ゴール寸前で前に出て接戦を首差で制した。タイムは1分21秒6。なお、さらに5馬身差の3着には9番人気のヒマラヤタカコが入り、1番人気のオールドケベックは後方追走からラストも伸びを欠いて9着に敗れた。
江田照は「思った通り追って味がある。もうひと追いほしい感じがしたが、今週の追い切りで変わったようだ。スピードがあるし競馬が上手」と味のある内容を満足そうに振り返った。
提供:デイリースポーツ