2歳の牝馬重賞・アルテミスS(芝1600m)に出走予定の
クリスマス(牝2・斎藤誠厩舎)、
マーブルカテドラル(牝2・上原博之厩舎)、
バウンスシャッセ(牝2・藤沢和雄厩舎)、
ミュゼリトルガール(牝2・大江原哲厩舎)について、管理する各調教師のコメント。
クリスマスについて、斉藤誠調教師。
「日曜日にビシッとやっているので、今日(10/30)は乗った感触を見ながら、サラッとやるという指示を出しました。先週はいかにも休み明けという感じで、右にモタれたり、反応が遅かったりしましたが、日曜日に気持ちを乗せるような調教をして、今日もそれを持続させるような追い切りにしました。休み明けとしては、キッチリ仕上がったと思います。
今は440キロくらいあって、体は成長していますね。今回は直前輸送なので、体がどのくらい減るかというのが、懸念材料の1つです。
セーブはきくと思うので、距離は持つと思います。函館2歳Sも2番手に下げるまで大変でしたが、2番手で競馬ができましたから、あのような競馬ができたのは良かったと思います。直線で抜け出してからフラフラしていたのが修正課題でしたが、調教ではクリアできていますし、良い方に向いてきていると思います。
今回は、コース、当日輸送、距離と乗り越えなければならない課題があります。中でも距離が1番大事な部分だと思っています。
ひと息入れて、リフレッシュしていますし、今回は今後を判断するようなレースになりそうですね」
マーブルカテドラルについて、上原博之調教師。
「今日の追い切りは、前に馬を置いて、馬也で直線で抜け出す理想的な内容でした。気負いがなくなり、どっしりとして安定感が出てきましたね。元々、
スピードがある馬ですが、それをコントロールできるようになってきましたし、レースでも期待しています」
バウンスシャッセについて、藤沢和雄調教師。
「新馬を使う前から評判の馬で、前走(札幌2歳S・GIII・芝1800m・14着))も馬は良かったのですが、あのような特殊な馬場(不良)でしたあし、向こう正面でスーッと動きましたが、その後馬が一杯になってしまいました。
今日の追い切りの動きは良かったですよ。男馬相手より、牝馬同士のレースの方が良いと思います。東京競馬場でスクーリングをさせたいので、明日、競馬場に運ぶ予定にしています」
ミュゼリトルガールについて、大江原哲調教師。
「前走(サフラン賞・2歳500万・芝1400m・3着)は、スタートは良かったですが、馬也で良い位置を取ることができませんでした。ただ無理に出して行っても、折り合いがつかなかったかもしれませんしね。直線で抜け出す時に手間取った分、負けたという感じです。ただ、終いも良い脚を使っていますし、良い経験ができたと思っています。
レース後も気持ちの方も我慢できていて、冷静さを保っていて良いと思いますよ。今日は坂路で追い切りましたが、動きも良かったですし、状態も良さそうです。
重賞ですが、やれる手応えはありますし、良いところを見せてほしいですね」(取材・写真:佐々木祥恵)