血統馬同士の攻防は写真判定の末に、5番手追走から直線で鋭く伸びた1番人気のダノンアンビシャス(牡、父ディープインパクト、栗東・藤原英)に軍配が上がった。タイムは2分6秒2。3番手から運んだ3番人気でマジンプロスパーの半弟レッドアルゴが先に抜け出したが、1完歩ごとに差を詰めて鼻差で勝利をものにした。母レンドフェリーチェは03年紫苑Sの勝ち馬で、異父兄のリフトザウイングスは10年東スポ杯2歳Sで2着し、朝日杯FSで5着に入っている。なお、さらに1馬身半差の3着には2番手でレースを進めた2番人気のデンコウセキトバが入った。
エンジンのかかりがやや遅かったが、福永は「乗りやすい馬で、競馬でもいいポジションで上手に走れた。追ってもたもたしていたが、そういう馬だというのもあるし、余裕残しだったこともあるんでしょう。叩いた次はもっと動けると思う」と上昇の余地があることを強調した。
提供:デイリースポーツ