良血馬が集ったカードは2番人気のアドミラルシップ(牡、父ゼンノロブロイ、栗東・平田)が1分49秒9のタイムで快勝。道中は中団で若干行きたがるそぶりも見せたが、直線の入り口では余裕の手応え。タイミングを計って直線半ばで鮮やかに差し切った。2馬身差の2着は逃げた3番人気のキングスバローズ、さらに首差の3着にはゴール前で鋭く伸びた12番人気のホッコータフネスが入った。なお、1番人気のラガーギアチェンジは直線で伸び切れずに5着に敗れた。
「ケイコの感触が良かったので手応えをつかんでいた。競馬でも上手に走ってくれましたね」と浜中は満足げな表情。母アドマイヤライトの半妹に08年スプリンターズSの覇者スリープレスナイト、近親に07年ドバイ・デューティフリーなどを制したアドマイヤムーンのいる良血馬で「距離の融通も利くと思うし、素質の高い馬ですよ」と飛躍に期待する。平田師は「競馬での課題はないけど、体質が弱いのでじっくりといく」と先を見据えた。
提供:デイリースポーツ