12日、京都競馬場で行われた12R(4歳500万・ダート1200m)で、武豊騎手騎乗の1番人気アドマイヤレオン(牡5、栗東・橋田満厩舎)が快勝。Mr.Prospector産駒は、01年5月の有松特別(900万下)をキョウワダイキチが制して以来、約3年9ヶ月ぶりのJRA勝利となった。
アドマイヤレオンは、父Mr.Prospector、母オークミードII(その父Lomond)という血統で、近親には現2勝のロードマーシャル(牡4、栗東・山内研二厩舎、父サンデーサイレンス)がいる。00年セレクトセールにおいて、「アドマイヤ」の冠で知られる近藤利一氏が8600万円で購入。その後、馬主がノーザンファーム代表の吉田勝己氏になり、昨年4月にホッカイドウ競馬からデビュー。デビュー戦(札幌・ダート1000m)を5馬身差の圧勝で飾ると、栗東・橋田満厩舎に移籍。今回が移籍後初戦でJRA初勝利を挙げた。
父のMr.Prospectorは、99年6月1日、繋養先の米・ケンタッキー州クレイボーンファームで疝痛のため29歳で死亡しており、アドマイヤレオンを含め00年生まれの産駒が最期の世代となる。