能力、状態とも申し分ないというヌーヴォレコルト(撮影:佐々木祥恵)
3月8日(土)に阪神競馬場で行われるチューリップ賞(GIII・3歳OP・芝1600m)に出走予定の
ヌーヴォレコルト(牝3・斎藤誠厩舎)と
ミュゼリトルガール(牝3・大江原哲厩舎)ついて、関係者のコメント。
ヌーヴォレコルトについて、鈴木調教助手。
「競馬が上手でセンスのある馬なので、前走の中京のこうやまき賞(500万下・芝1600m・1着)時は、折り合いやコースなど心配はしていませんでしたが、こちらが思った以上に強いレースをしてくれました。レース後は少し疲れもありましたから、山元トレセンに放牧に出しました。
疲れを取ってこちらに戻ってきてからは、チューリップ賞を目標にしっかり乗り込めました。先週は前に馬を置いて、直線で抜き去るという予定通りの追い切りでした。先週でできていますので、今日(3/5)は馬を隣に置いて我慢させる形で、併せ馬に重点を置いて負荷をかけました。良い動きだったと思います。
中京でも輸送して結果を出していますので、阪神への輸送も問題ないでしょう。右回りも初めてですが、レースセンスがある馬なので不安はありません。3戦ともジョッキーが違うのですが、それでも結果を出しているように操作性の高い馬ですね。今回は強い相手もいますが、能力、状態とも申し分ないので頑張ってほしいです」
ミュゼリトルガールについて、大江原哲調教師。
「先週末あたりから、体はだいぶ戻ってきました。この中間も前走の春菜賞(500万下・芝1400m・3着)時の好調を維持しています。
今日(3/5)は、テンは加減して、終いにビュッと脚を使わせました。反応も良かったですね。
2走前のアルテミスS(OP・芝1600m・13着)時も体が減っていましたが、あの時は輸送で減ったというわけではないですし、もし今回も2走前と同じくらいの馬体重でも、その時とはレースまでの過程が違いますし、馬体にも張りがあります。
この馬は終い良い脚を使えますし、差しや追い込みがきく競馬場ですから、終いの脚を生かせる競馬ができれば良いですね。能力はありますし、桜花賞の権利を取りたいと思っています」(取材・写真:佐々木祥恵)