ショウナンワダチ大竹師「新しい相手と戦うのはむしろ楽しみ」/NHKマイルC

2014年05月09日 12:00

北村宏を背に美浦Wで追われたショウナンワダチ(手前)は悔いのない仕上げ

 きっちりと負荷をかけながら、精神的な幼さを取り除く。GIへ向けて、ショウナンワダチが悔いなき仕上げを施してきた。

 先週同様、ケイコ駆けするルミニズム(3歳500万下)と美浦Wでスパーリング。2馬身差を徐々に詰めながら、直線では内に進路を取る。馬群を嫌うというウイークポイントを見せることなく、最後までビッシリと馬体をそろえて併入。5F66秒6-37秒4-12秒4のタイムで駆け抜けた。「いい動きでした。落ち着きもある」と北村宏は気配の良さにうなずく。

 確実な成長曲線を描きながら、2度目のGIへ向かう。前走のニュージーランドT2着に、陣営は確かな手応えを得た。「スタートも出るようになってきたし、馬を怖がる面もマシになった。使うごとに課題を修正できている」と主戦は言う。この日も追い切り後にゲートで駐立を確認。「朝日杯FS(6着)はいろいろうまくいかなかったけど、弱点は減った」と若さは解消されつつある。

 厩舎サイドでは、普段から人の扶助に対してしっかり反応するよう、徹底的に愛馬を教育してきた。その努力が実を結び、大竹師の口調も自然にトーンアップだ。「対戦してきた馬もいるから、ある程度は力関係を把握している。新しい相手と戦うのは、むしろ楽しみなんです」。2戦2勝と好相性の東京マイル戦。自慢の決め手で強豪たちを斬る。

提供:デイリースポーツ

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