前走の新潟2歳Sは勝ちに等しい内容だったアヴニールマルシェ(撮影:佐々木祥恵)
11月24日(月)に東京競馬場で行われる東京スポーツ杯2歳S(GIII・芝1800m)に出走予定の美浦所属各馬についての1週前情報。
アヴニールマルシェ(牡2・美浦・藤沢和雄厩舎)について、津曲大祐調教助手。
「前走の新潟2歳S(GIII・芝1600m・2着)は勝ちに等しい内容でした。前走後はリフレッシュ放牧に出ました。ここを目標に帰厩して、順調に調整しています。まだ2戦しか走っていませんけど、1戦ごとにどんどん馬が良くなっています。数字面ではさほど変わりませんが、馬体も良くなっていますし、落ち着きもあります。心身ともに良くなってきていますね。反応の良さがこの馬の持ち味です。そういう意味では世代屈指の存在ですし、まだまだ奥はありそうなので楽しみです」
マイネルシュバリエ(牡2・美浦・和田正道厩舎)について、柴田大知騎手。
「前走の札幌2歳S(GIII・芝1800m・2着)は3コーナーでソラを使ってハミを取らないところがありました。でもあのメンバーで2着ですから、力があるなと思いました。以前は体がしっかりしていないところもありましたが、放牧から戻ってきて芯が入ってしっかりしてきました。今週(11/13)はウッドチップコースでやりましたが、前の馬を後ろから追いかける形で、しっかりとやりました。体はスッキリしているけど、中身が今ひとつだったのでビシッと追いましたが、すぐ気が入って仕上がるタイプですし、これでだいぶ出来てくると思います。この馬の長所は、バネがあるところですね。仕掛けてから反応する時にグッと沈みます。それにまだ今回で3戦目ですし、まだ若さもあり、伸びしろがある馬です」
ストリートキャップ(牡2・美浦・斎藤誠厩舎)について、斎藤誠調教師。
「今週(11/13)は坂路で動く馬にしっかり食らいついていましたし、1週前のこのひと追いで良くなってくるでしょう。まだゆるさがあってキッチリ仕上げられない状況ですが、それでいてあれだけのパフォーマンスを見せてくれるのだから、力はありますね。まだ成長の余地がありますし、この条件、この舞台でどのような競馬をしてくれるかですね」(取材・写真:佐々木祥恵)